来年のプロジェクトの概要は、次の5項目です。具体的な活動が決まり次第、報告致します。
1) 仮設住宅への心のケアの実施
海岸に近い地域で生活されていた方々は今でも仮設住宅に住み、農業をされていた方々はその全てを失いました。今なお復旧できずにいる田畑が復旧したとしても、そのために必要な農業機械は何もありません。復興住宅に移転できるのは来年以降ですが、若い世代は既に新しい生活を別の地域で始めており、復興住宅に入居するのは高齢者世代だけと考えられています。
これまで、MSR+は、仮設住宅で三浦綾子読書会を年2回程度継続して行ってきましたが、今後積極的に仮設住宅での心のケアを行っていきたと考えています。
平日会社を休んでまでボランティアには参加できないので、土日の活動はないのかとの希望が以前ありましたので、土日月の活動を検討します。
2) 岩沼チャペルでの聖日礼拝の継続
2013年4月第2聖日からMSR+センターで、東北教区の山形南部教会とキリスト塩釜ともしびチャペルとの共催で礼拝を守っています。今年はできるだけMSR+に関わっておられなかった先生方をお呼びしてきました。また、礼拝後朝どりの施設をお借りして、イベントも行ってきました。東北教区では、この礼拝を教区の開拓伝道準備と位置づけ、将来の伝道所・教会設立に向けてのして祈り取り組もうとしています。
しかし、二教会の負担軽減と礼拝の継続を考慮し、また前述の仮設住宅での心のケアへの協力者がよち参加し易くなるようにと考えて、土曜日から月曜日までのボランティア活動を行うことを検討しております。具体的な流れの一例は以下のようなものです。
①土曜日(または金曜日の夜)現地到着→仮設住宅でのボランティア活動
②日曜日午前 キリスト塩釜ともしびチャペル、もしくは山形南部教会にて聖日礼拝
③日曜日午後 岩沼に移動し、岩沼チャペル(MSR+センター)での礼拝→朝どり→解散
※できるだけ他教会の牧師先生にもおいでいただき、聖日午前の塩釜および山形での礼拝説教も担当していただけるようにとお願いします。それによって、土曜日の活動に関して両教会の牧師たちの負担をより軽減することができます。
※月曜日が休日の日を中心に日程を組めば、帰りの負担を軽減させることができます
地域の方々との交流はこの2年半の活動でできておりますので、その方々への信仰的関わりができることを願っています。
3) イサク・プロジェクトの継続
2013年の活動の中心のイサク・プロジェクトに関しては、5箇所で合計10本の井戸を掘り、3箇所から農業用水として利用できる水が出ましたが、早股地区は海から近いために塩分濃度の低い水脈を見つけることが難しい状況でした。
しかし、現在もハウス農家では、地下水と水道水を混ぜて散布している現状がありますので、来年はそのような農家の方々の希望に沿うような活動をしていきます。
4) 産直・朝どりと市民農園・楽農村
今年4月にオープンした「産直朝どり」は、平日は以前行われていたスーパーなどへの野菜の出荷を再開しました。また、毎週土曜・日曜日には産直販売をしています。隣接する「市民農園・楽農村」の利用者が増え、その方々が朝どりを交わりの場として利用してくださっています。その結果朝どりが産直の販売だけでなく、交わりの場として利用されるようになってきました。そして、その事でさらに産直や市民農園の関係者以外の方々が交わりに加わるようになっています。
今は土日の朝どりで人的支援を行っていますが、今後もMSR+として継続して協力支援していきます。
5) EM資材の提供の継続
EM資材の提供は、EM活性液を利用される方も増えており、今まで通り継続して提供していきます。さらにぼかしの提供希望も多くあり、今後の課題として検討しております。市民農園の利用者もEM活性液などを利用しています。今後は朝どりで、安全で美味しい野菜を提供できるようになりたいです。
また、三陸EM研究所代表の足利英紀氏のEM講習会を継続的に行うことやEM関係の農業資材の安定供給を検討しています。また隣接する障害者施設「しおかぜ」への支援も行って生きたいです。
以上の5項目の活動を計画しております。その働きの具体的プログラムを早急に作成しますので、活動への参加をお願いします。MSR+の活動は継続していますが、何よりも被災地は被災したことで生活が激変しております。そのことを理解し被災地を忘れないで下さい。
また、活動の詳細については下記にアクセスして下さい。
ウェスレアン・ホーリネス教団 宮城南部復興支援委員会ホームページ
ウェスレアン・ホーリネス教団 宮城南部復興支援 参加者のためのサイト
ウェスレアン・ホーリネス教団 イサク・プロジェクト
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