3回目の井戸掘り

今回で井戸掘3回目ということで大分様にはなっては来てますが、まだまだ作業の安定しないところもあったり、水の問題もあったりと問題は多くあります。さて、今後はどうなっていくのか、日々思い悩んでいかなければならないかと思われます。

1.掘削場所に塩ビ管を埋める穴を開ける
2.  〃

3.掘削機械に鉄管を刺して固定する

4.掘削機械に鉄管を刺して固定する(添え木代わりにしていたハンマーでも合間を見て叩くように。見た目はさながら餅つき。)

5.塩ビ管を固定するためセメントを流し入れる

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7.掘削準備

8.流し入れるベントナイト液の作成

9.掘削開始

10.鉄管の取り外し

11.鉄管の延長 鉄管と鉄管のつなぎ目にはグリスを塗る(塗らないとパイプレンチだけでは力不足で回せないという事態が…。)

12.排出土砂の様子見

13.鉄管の延長② (下の鉄管を落ちないように固定し、上部で鉄管を加えることでその分が掘れるようになる。)

14.ポンプのエンジン起動 (圧をかけた水を鉄管を通して先端部排出し、その勢いでその土砂を地上部まで持ち上げる仕組み。鉄管を足すたびにエンジンは一旦停止させる。)

15.流出土砂の確認 (塩ビ管の中に溜まった土砂をかき出している。)

16.鉄管の取り外し② (パイプレンチ一つだと全体が回ってしまうため、パイプレンチを二つ使って鉄管を回して外す。)

17.鉄管を取り外した直後 (ポンプでかけていた圧力がなくなり、抜けた分だけ地下から水が汲み上がる。)

18.鉄管を取り外した直後②

19.流出土砂 (白い物は貝殻のかけらで、黒い物は木片のかけら。)

20.この機械による掘削の仕組みの説明

21.流出土砂から今後の方針の話し合い (この時掘削していた層は泥と堆積物ばかりで、津波のヘドロと似た土砂だった。)

22.流出土砂から今後の方針の話し合い② (網に乗っているのは流出した土砂)

23.追加するベントナイト液の作成 (掘っていくと液が減るため、そのたびに追加する必要がある。)

24.全体の様子

25.鉄管の引き上げ (明日に延長することを決定し、先端が埋まらないように鉄管を3本ほど引き上げた。)

26.延長日① 掘削再開

27.延長日② ベントナイト液と土砂とのマーブル柄(汲み上げた土砂が細かすぎて沈まない。結果として泥水を循環させてしまい、鉄管交換の際にたびたび先端が埋まってしまった。)

28.延長日③ 掘削中止(鉄管延長の際にどうしても先端が埋まって掘削できなくなってしまうため断念。今回は鉄管27本分、約35mまで掘った。

29.延長日④ 片付けの様子

30.延長日⑤ 掘った穴の様子

 この日掘った最大の長さ (鉄管は一本1.4m程で、地上部を除くと20本分の長さは27m程。)

 

市役所では新たにライスセンターを建て、そこに井戸を掘る計画だったが。本日(6/7)にその情報を耳に挟んだ。

目標としていた40mでは基準値より高い塩分濃度の水しか出ず、延長して掘った55mでも同様の水しか出なかった。担当者曰く、安全な水を求めるには70m以上掘る必要があるのではないかとのこと。それ程の能力は機械的にも技術的にも持ち合わせておらず、沿岸部では井戸を掘る働きができないのかもしれない。