来年度の向けてMSR+の活動方針を話し合いました。昨年最後のボランティア活動が終わった12月になって、次の年の活動の見通しがありませんでした。しかし、EM百倍利器と1トン培養器のための指定献金が12月初旬に与えられ、道が拓かれると、さらに1月には産直あさどり復旧の支援の道が示されました。そして、2年目はEMによる農業支援と産直あさどりの復旧が主な活動になりました。お米の収穫ができたこと、産直朝どりを再建できたことでこの一年を締めくくることができましたのでは、多句の方々の支援と祈りがあってこそと心から感謝しております。
来年のプロジェクトは以下の5項目が現在検討されています。具体的な活動については決まり次第報告します。
1) EMによる農業支援
EM培養液を提供し、産直あさどりで、安全で美味しい野菜を提供できるためには、EM講習会を継続的に行うことやEM関係の農業資材の安定供給を検討しています。
また隣接する障害者施設「しおかぜ」の花の栽培も支援していきます。
2) 被災地の地下水の塩害対策
津波で被災した農地では、現在水不足が大きな問題となっています。
従来の井戸水の塩分濃度が高くなり、そのままでは畑に水を散布できない状態になっています。
そのために、井戸を掘るノウハウもしくは井戸掘り用機械を購入するかどうか検討しています。
3) 岩沼チャペルでの聖日礼拝
今年はボランティア活動の時に礼拝を守るようにしてきましたが、来年度から月一回、岩沼のセンターで礼拝を行うよう準備しています。現地教会(キリスト塩釜ともしびチャペル・山形南部教会)が月一回の礼拝を岩沼で行うことができないかどうかを考えてほしいとお願いしております。
4) 産直朝どり支援
産直朝どりのオープンは来年4月頃になります。春野菜の収穫が始まるのと、田植えの前に正式に開所式を行うよう準備しております。産直朝どりを通して、地域の復興を支援するとともに、安全・安心・美味しい野菜作りを目指します。
5) 仮設住宅への支援
2012年になって岩沼市の仮設住宅で、三浦綾子読書会と共催で5月に一人芝居と9月に読書会を行いました。また10月に和太鼓・三宝会の演奏と芋煮会を行いました。特に和太鼓の時には100人以上の方々が参加してくださり、これまでにこれだけの方々が集まったことはなかったと市の職員が話していました。
現在集団移転のための住宅建設が始まっていますが、完成するまで仮設住宅での生活が続きましので、それまでの期間、仮設住宅での支援を継続していきます。
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